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長崎から移住の原爆死没者名簿 広島市作成へ

■記者 東海右佐衛門直柄

 広島市は、長崎で被爆した後、広島に住んでいた人たちの名前を記す「長崎原爆死没者名簿」を今夏、新たに作る。1日から遺族の申請を受け付ける。8月6日の平和記念式典で「広島原爆死没者名簿」とともに原爆慰霊碑に納める。

 市は1952年から、広島に投下された原爆の犠牲者を対象に名簿を作成してきたが、長崎から広島に移り住んだ被爆者の遺族が昨年末、「身近な広島に納めてほしい」と市に要望。原爆被害対策部は「同じ被爆者。意向に配慮したい」と名簿の作成を決めた。

 8月5日まで申請を受け付ける。Tel082(504)2191。

(2009年7月1日朝刊掲載)

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