民喜の詩碑 一部欠ける 原爆ドームそば
22年12月17日
広島市中区の原爆ドームそばにある被爆作家、原民喜(1905~51年)の詩碑の一部が欠けていることが16日、分かった。市が修復などの対応を検討する。
詩碑はドーム東にあり、高さ93センチ、幅61センチ、厚さ27センチの黒御影石製。表面の右上部の角が縦約2センチ、横約2・5センチにわたって欠けていた。この日朝、市民から通報を受けた市が現地で確認。故意かどうかなど、経緯は不明という。
市緑政課は「業者に修復方法などの検討を依頼し、対応を考える」と説明。来訪者が詩碑を傷つけないよう、周辺を巡回する警備員に警戒を呼びかけた。
詩碑は民喜と親交のあった作家たちが51年、広島城跡(中区)に建立。67年に現在地に移された。2014年には民喜の経歴を刻んだ裏面に自然劣化で約40センチのひびが確認された。
(2022年12月17日朝刊掲載)
詩碑はドーム東にあり、高さ93センチ、幅61センチ、厚さ27センチの黒御影石製。表面の右上部の角が縦約2センチ、横約2・5センチにわたって欠けていた。この日朝、市民から通報を受けた市が現地で確認。故意かどうかなど、経緯は不明という。
市緑政課は「業者に修復方法などの検討を依頼し、対応を考える」と説明。来訪者が詩碑を傷つけないよう、周辺を巡回する警備員に警戒を呼びかけた。
詩碑は民喜と親交のあった作家たちが51年、広島城跡(中区)に建立。67年に現在地に移された。2014年には民喜の経歴を刻んだ裏面に自然劣化で約40センチのひびが確認された。
(2022年12月17日朝刊掲載)