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原爆ホームに棚などを寄付 競輪選手会支部

 日本競輪選手会広島支部は8日、広島市中区の原爆養護ホーム舟入むつみ園に、慈善オークションの収益金で購入したベッド脇に置く棚5台と現金2万円を寄付した。

 工(たくみ)義房選手(48)と菅原啓二選手(38)が同園を訪れた。工選手が「気持ちを受け取ってください」と話し、入園者代表の雨森(あめのもり)鶴江さん(97)に棚の目録と寄付金を手渡した。

 広島支部は2004年から毎年、広島競輪場(南区)で12月にある「ひろしまピースカップ」でオークションを開き、落札金で舟入むつみ園などに家電製品などを寄付してきた。

 今回は、選手が出品した手袋や練習ウエア、タオルなどの落札金12万8200円を活用した。菅原選手は「今後も選手に呼び掛けて、被爆者の支援を続けていきたい」と話した。

(2014年1月9日朝刊掲載)

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