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　被爆した子どものために建てられた旧広島市児童図書館の開館６０周年を記念した展示会が、広島市中区の市こども図書館で開かれている。３０日まで。無料。

　旧児童図書館は、米国南カリフォルニア広島県人会の寄付などを使って１９５３年１２月に開館した。丹下健三氏の設計でガラス張りの外観が目を引いた。７８年７月に閉館。８０年５月、市こども図書館に建て替えられた。

　会場には、旧児童図書館の閲覧室や全景の写真、寄贈の洋書、県人会が会員に寄付を促す文書など計５５点が並ぶ。中区の主婦高田あやさん（４０）は「戦後の子どもが楽しめただろう」と話していた。１４、２０、２７日は休館。

（２０１４年１月９日朝刊掲載）