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被爆者の思い 国際会議で発信 高校生の小桜さん抱負 核の恐ろしさ伝えたい

 メキシコで2月13、14日に開かれる核兵器の非人道性に関する国際会議に合わせて同国を訪れる広島市安佐南区の広島大付属高1年小桜智穂さん(15)が9日、市役所で記者会見した。「被爆者の証言を伝え、核兵器廃絶を訴えたい」と意気込みを話した。

 小桜さんは広島、長崎両市を拠点とする市民団体「高校生平和大使派遣委員会」が選ぶ平和大使21人の1人。2013年8月には、スイス・ジュネーブの国連欧州本部でスピーチした。今回も同団体の派遣で、2月10~20日にメキシコを訪れ、現地の高校生との交流などを予定している。

 小桜さんは「メキシコの若者に、原爆で一瞬にして家族を亡くしたという被爆者の言葉を直接伝え、平和への思いを広めたい」と力を込めた。(岡田浩平)

(2014年1月10日朝刊掲載)

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