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　被爆建物である段原中（広島市南区）の旧東校舎の一部と門柱を使ったモニュメントを設置する工事の入札が９日あり、応札者があった。市は今後、資格確認を経て契約。モニュメントは３月中に、２０１１年春に移転した同中の跡地に造成された公園内に設置される。

　市によると、入札は、吉島東小（中区）のブロック塀取り換え工事とセットで実施された。営繕課と工事契約課でそれぞれ応札者について資格を確認、問題がなければ、今月中下旬に契約。応札者や入札金額については契約後に公表する。

　モニュメントは当初、１２年度中に設置する予定だった。しかし、これまでに４回あった入札は、応札者がなかったり、入札金額が予定価格より高かったりして、いずれも不調に終わっていた。（二井理江）

（２０１４年１月１０日朝刊掲載）