被爆樹木の「力」知って 絵本出した藤原さん 中区で活動報告
22年12月25日
被爆樹木を題材にした絵本「きっと きこえるよ」を自費出版した広島市南区の主婦藤原美香さん(46)の活動報告会が24日、中区の合人社ウェンディひと・まちプラザであった。市民7人が参加した。
藤原さんは2017年11月に被爆樹木の多くが爆心地へ傾いていると講演会で知って関心を持ち、約160本のほぼ全てを巡って19年5月に絵本を発行した経緯を紹介。「樹木は語らないからこそ、私たちに伝えるメッセージや力がある」と訴えた。
その後、被爆樹木を主人公にした絵本を手に「わしらが向かっとるあの場所に原子爆弾が落ちたことを忘れんでくれ」などと朗読した。海田町の主婦松崎成子さん(78)は「言葉も絵も素晴らしかった。多くの人に知ってほしい」と感動していた。
同プラザの主催。絵本は1冊1430円で、原爆資料館(中区)やインターネットで販売されている。(河野揚)
(2022年12月25日朝刊掲載)
藤原さんは2017年11月に被爆樹木の多くが爆心地へ傾いていると講演会で知って関心を持ち、約160本のほぼ全てを巡って19年5月に絵本を発行した経緯を紹介。「樹木は語らないからこそ、私たちに伝えるメッセージや力がある」と訴えた。
その後、被爆樹木を主人公にした絵本を手に「わしらが向かっとるあの場所に原子爆弾が落ちたことを忘れんでくれ」などと朗読した。海田町の主婦松崎成子さん(78)は「言葉も絵も素晴らしかった。多くの人に知ってほしい」と感動していた。
同プラザの主催。絵本は1冊1430円で、原爆資料館(中区)やインターネットで販売されている。(河野揚)
(2022年12月25日朝刊掲載)