×

ニュース

チャップリン 没後45年の映画祭 八丁座 17作品を日替わり上映

 ちょびひげに山高帽、ステッキを手にした姿で知られる喜劇王チャールズ・チャップリン。没後45年を記念した映画祭「フォーエバー・チャップリン」が、広島市中区の八丁座で開かれている。ナチス・ドイツの指導者アドルフ・ヒトラーを痛烈に風刺した歴史的名作「独裁者」(1940年)など17作品を日替わりで上映する。1月5日まで。

 長編は20~50年代の10作品。「独裁者」のほか、チャップリンと孤児との情愛を描く「キッド」(21年)、ロンドンの大衆演劇を舞台に無償の愛を描いた「ライムライト」(52年)などを取り上げる。

 短編は、10~20年代の7作品。放浪者チャップリンと薄幸の女性歌手、野良犬が力を合わせて生きていく「犬の生活」(18年)、第1次世界大戦を舞台に兵士たちの悲哀を喜劇へと作り上げた「担へ銃」(18年)などを上映する。

 チャップリンの命日に当たる25日の「独裁者」上映後、日本チャップリン協会会長で脚本家の大野裕之さん(48)のトークショーを開く。映画の鑑賞料は一般・大学生1300円、高校生以下千円、60歳以上1100円。スケジュールの詳細は八丁座のホームページに掲載している。八丁座☎082(546)1158。(木原由維)

(2022年12月24日朝刊掲載)

年別アーカイブ