×

ニュース

反核の火 走り継ぐ 平和公園からリレー出発

■記者 東海右佐衛門直柄

 核兵器の廃絶を訴える「反核平和の火リレー」が1日、広島市中区の平和記念公園を出発した。県内全23市町を巡る約千キロのコースを計5千人で走り継ぎ、24日に同公園に戻ってゴールする。

 小雨の降る中、原爆慰霊碑前で出発式があり、第1走者15人が黙とう。原爆投下の時刻である午前8時15分、慰霊碑そばの「平和の灯」から採火したトーチを掲げ、スタートした。第1走者の一人、廿日市市の会社員兼田則章さん(61)は「北朝鮮の核開発が心配。核兵器の廃絶を祈りながら走ります」と誓っていた。初日は市内47キロを約100人がリレーした。

 労組などでつくる県青年女性平和友好祭実行委員会の主催で28回目。

(2009年7月2日朝刊掲載)

年別アーカイブ