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秘密法ネット「廃止」に改称 広島で集い

 特定秘密保護法の成立反対を訴え昨年10月、弁護士や平和団体のメンバーたちが設立した市民団体「STOP!国家秘密法 広島ネットワーク」が10日、「秘密法廃止!広島ネットワーク」に改称した。広島市中区で発足の集いを開き、廃止を求めて署名活動に取り組む方針を確認した。

 集いには66人が参加。共同代表に就いた沢田正・日本ジャーナリスト会議広島支部事務局長は「権力者が戦争を始めようとするとき、表現や思想信条の自由を奪おうとすることを思い起こす必要がある」と強調した。

 同法の廃止を求める署名を県内で募り、5月上旬をめどに50万人規模を目指すことなどを申し合わせた。国民の「知る権利」侵害への懸念を残したままの同法に対し、参加者からは「周囲では人ごとだと思っている人が多い。出前講座などで気軽に問題を学べる場があればいい」などの意見が出た。

(2014年1月11日朝刊掲載)

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