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安保関連3文書 閣議決定に抗議 広島 県原水協や県被団協

 広島県労連や県原水協をはじめ18団体でつくる「憲法と平和を守る広島共同センター」などは26日、反撃能力(敵基地攻撃能力)保有を明記した安保関連3文書の閣議決定に抗議する街頭活動を広島市中心部でした。「戦争する国づくりを許さない」と訴えた。

 約90人が参加。「大軍拡NO」「軍備費増やすな生活守れ」などと書いたプラカードや横断幕を掲げた。

 県労連の神部泰議長(62)はマイクを握り、「戦後日本の在り方を根本から変える暴挙だ。日本を守るどころか日本を戦争に引き込む」と批判。県被団協の佐久間邦彦理事長(78)も「日本が抑止力を高めれば、他国もより増強する。平和的解決にならない」と声を上げた。

 ほかに、教育や医療現場で働く人たちが防衛費増額に伴う増税への不安などを相次ぎ訴えた。(川上裕)

(2022年12月27日朝刊掲載)

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