×

ニュース

核の悲劇 訴え続ける 第五福竜丸事件学ぼう 広島平和文化センター25日講座

 米国が太平洋のビキニ環礁で実施した1954年3月1日の水爆実験で、静岡県焼津市のマグロ漁船第五福竜丸の乗組員が被曝(ひばく)した事件から60年。広島平和文化センターは今月25日、乗組員の健康被害や被災した船の保存運動を学ぶ講座を開く。無料。

 中区の原爆資料館東館地下1階のメモリアルホールで、午後1時半~3時半。第五福竜丸展示館(東京都江東区)の安田和也主任学芸員が、戦後の米国による核開発の歴史や、事件後に全国で高まった反核運動、存命する第五福竜丸の元乗組員7人が今なお被害に苦しんでいる現状を解説する。

 定員312人で、当日先着順。広島平和文化センターTel082(242)7828。

(2014年1月17日朝刊掲載)

年別アーカイブ