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[2023広島サミット] 広島の名所や文化 表現 外務省 公式HP開設

 外務省は4日、広島市で5月に開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)の公式ホームページ(HP)を開設し、サミットの紹介映像を披露した。和紙の切り絵をこま撮りしたアニメーションで、広島の名所や文化、自然を表現。四季の移ろいとともに原爆ドーム(中区)や厳島神社(廿日市市)が登場する。

 映像は2分弱。広島城(中区)の堀で跳ねるニシキゴイや原爆の日のとうろう流し、朝日に照らされた原爆ドームや原爆の子の像が現れる。

 豊かな自然やスポーツも表現した。しまなみ海道をサイクリストが走り抜け、広島県特産のレモンが浮かぶ。秋の厳島神社で紅葉をバックに舞う能楽師、ゲレンデを滑走するスキーヤー、温泉も出てくる。

 終盤はフランスのベルサイユ宮殿や英国の大英博物館など、G7各国のランドマークが登場する。7羽の折り鶴が飛び、7人の子どもが手を伸ばして受け止める。外務省G7広島サミット事務局は「サミットを子どもの未来につなげていく思いを込めた」と説明している。

 映像プロダクション「MagniFIKA」のチームが制作した。(中川雅晴)

(2023年1月5日朝刊掲載)

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