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[2023広島サミット] 意義・歴史 高校生学ぶ 県民会議、安芸南高で「塾」

 広島県内の官民でつくる広島サミット県民会議(広島市中区)などは10日、外務省の職員が先進7カ国首脳会議(G7サミット)の意義や歴史を説明する「サミット塾」を広島市安芸区の安芸南高で開いた。同市で5月にあるG7サミットに関心を持ってもらおうと企画。3月中旬まで県内の中高と高専計23校で催す。

 安芸南高では同省G7広島サミット事務局の原琴乃総括次長が講師を務めた。1、2年約390人を前に、世界経済の混迷を受け1975年にフランスで初めてサミットが開かれたと解説。経済のほか気候変動やジェンダー(社会的性差)などその時々の問題を話し合う場だと案内し、「自分だったら課題をどう解決するか考えてほしい」と呼びかけた。

 原さんの講演後、希望する生徒が県民会議事務局の職員たちと「世界の首脳と一緒に話し合いたいこと」などのテーマで意見を交わした。2年山内響さん(16)は「対話の大切さを学んだ。広島サミットでもいろんな課題で対話が進んでほしい」と期待していた。(二井理江)

(2023年1月11日朝刊掲載)

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