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[2023広島サミット] 府中産食材と「恋しき」PR 市、メディア関係者らにコース料理提供

外国人の誘客を目指す

 府中市は11日、国の登録文化財の旧料亭旅館「恋しき」(同市府中町)で地元食材を使ったフランス料理をメディアや飲食業界の関係者に提供するイベントを開いた。5月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)で広島市を訪れる外国人たちに府中市の食と恋しきの魅力をPRしてもらう。

 世界的フランス料理人の吉野建さん(70)=東京都=をはじめ、福山や広島市内のシェフ計7人が腕を振るった。日本庭園を見渡せる母屋2階の大広間で広島、岡山県内の雑誌編集者や飲食店経営者たち9人が10品のコース料理を堪能。上下町産牛ヒレ肉のソテーや府中みそを使ったショコラなどを味わい、熱心に写真を撮っていた。

 初めて訪れたフリーアナウンサー中村真理子さん=広島市佐伯区=は「食事もロケーションも感動した。バスツアーなど広島市から訪れやすい移動手段があればと思う」と話した。

 府中市は今後も随時、イベントを開き、サミット関連の外国の要人や海外メディアの誘客を目指す。(野平慧一)

(2023年1月12日朝刊掲載)

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