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英国の市職員 広島で研修 平和首長会議の副会長都市から

 平和首長会議(会長・松井一実広島市長)の副会長都市、英国・マンチェスター市の職員リチャード・アウトラムさん(56)が会議事務局の広島平和文化センター(中区)でインターンシップをしている。25日まで、被爆地での平和活動などを学ぶ。

 アウトラムさんは首長会議の英国・アイルランド支部を担当。11日にインターンを始め、12日は、平和文化センターの職員11人にマンチェスター市の「非核地帯」宣言や平和教育などの取り組みを報告した。

 期間中は、首長会議の平和活動を交流サイト(SNS)で発信する業務などに当たる傍ら、原爆資料館(中区)を見学したり、被爆証言を聴いたりする。「核兵器がもたらす惨状や核戦争は解決策にならないということを英国の人たちに伝えたい」と被爆地での学びに意欲を示した。

 首長会議は世界平和への活動を推進してもらおうと、2014年度から海外加盟都市の職員たちをインターンとして受け入れている。(小林可奈)

(2023年1月13日朝刊掲載)

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