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ひろしま男子駅伝 優勝チームに初チェコ杯 駐日大使館が贈呈 ヤン・レツル 物産陳列館設計の縁

 22日の天皇杯第28回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(ひろしま男子駅伝=日本陸連主催、中国新聞社、NHK共催)で、チェコ大使杯が優勝チームに初めて贈られる。世界遺産でもある原爆ドーム(広島市中区)の前身、広島県物産陳列館をチェコの建築家ヤン・レツルが設計した縁などから、同国の駐日大使館が贈呈を申し出た。

 大使杯はチェコクリスタルガラス製で高さ30・5センチ、直径は上部が20・4センチ、下部が12・5センチ。中区の広島国際会議場である表彰式にルカーシュ・ズィーハ領事が出席し、優勝チームに手渡す。

 チェコと広島は、1995年に中区で開かれた「希望の未来」をテーマとする国際会議でバツラフ・ハベル大統領が演説した縁もある。マルチン・トムチョ駐日大使は「広島とは歴史的に非常に近い関係にある。チェコ杯が私たちと日本の市民社会をより緊密に結ぶ一助になると信じている」と話している。(桜井邦彦)

(2023年1月20日朝刊掲載)

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