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平和市長会議 99都市出席へ 来月7日から長崎で総会

■記者 東海右佐衛門直柄

 広島市は2日、長崎市で8月7~10日に開催する平和市長会議総会のスケジュールや参加都市数を発表した。17カ国の99都市が出席を予定。2020年までの核兵器廃絶手順を示す「ヒロシマ・ナガサキ議定書」への支持拡大を図る行動計画を決める。

 基調テーマは「核兵器廃絶を私たちの手で!―2010年を『ヒロシマ・ナガサキ議定書』採択の年に」。7日は歓迎式典を催し、8日に理事会、全体会議を開き、各都市と非政府組織(NGO)の連携を重視した行動計画を決定する。

 9日は長崎市の平和祈念式典に参加後、二つの分科会で意見交換。最終日の10日は全体会議でアピール文を採択し、閉会する。

 6月29日時点で国内55都市と海外44都市が出席を表明。オブザーバーでアジア、アフリカ、欧州などの核兵器を保有しない13カ国の政府代表、9NGOのメンバーも出席する。

 平和市長会議はヒロシマ・ナガサキ議定書を提唱し、来年5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議での採択を目指している。  総会は4年に1回開催し、7回目。会長を務める秋葉忠利市長は2日に記者会見し「来年のNPT再検討会議は人類の命運を決する。しっかりと議論したい」と決意を語った。

(2009年7月3日朝刊掲載)

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