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市民共同発電 取り組み紹介 島根県松江で講演会

 再生可能エネルギーの普及について考える講演会が25日、島根県松江市であった。NPO法人おかやまエネルギーの未来を考える会(岡山市北区)の広本悦子会長が、地域住民が太陽光発電の設備を設置する「市民共同発電」の取り組みを紹介した。

 同会は2002~13年、岡山市の協力を得て、保育園や図書館の屋根に太陽光発電の設備5基(計40キロワット)を取り付けた。広本会長は「二酸化炭素の排出量を減らすことができる上、住民や保育園職員の省エネ意識の高まりにもつながっている」とした。

 また、5基の設置費計2780万円を国の補助金、個人の借入金や寄付金で賄う現状も紹介。岡山県の支援で、将来の売電収入などを担保に、金融機関から借り入れする手法を検討しているという。

 しまね地域自治研究所(保母武彦理事長)が主催し約40人が聴講した。(明知隼二)

(2014年1月26日朝刊掲載)

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