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[広島サミット5・19~21] 三隅火電でテロ対応を確認 浜田署など 不審者侵入を想定し訓練

 浜田署と中国電力などは23日、浜田市三隅町の三隅発電所でテロ対応訓練をした。6機関の計41人が参加。広島市で5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、対応手順や連携を確認した。

 発電所隣の三隅港に不審な男が侵入し、爆発物入りの箱を置いたという設定で取り組んだ。警備員が男を見つけ、発電所に連絡。発電所から通報を受けた浜田署員が浜田海上保安部の海上保安官と男を取り押さえた。駆けつけた機動隊員はエックス線撮影などで爆発物を確認。箱ごと専用の処理車に移した。

 石炭火力の三隅発電所は中国電力で出力最大。中国地方全体の電力の3割を賄っている。浜田署の細田修警備課長は「重要インフラがテロの標的になり得る中、各機関との連携を深めることができた。不審な人、船を見かけたら通報してほしい」としている。(黒田健太郎)

(2023年1月24日朝刊掲載)

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