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戦争文学コーナー設置 呉の図書館や地元書店 大和ミュージアム企画展にちなむ

 呉市の大和ミュージアムで5月末まで開催中の企画展「海軍を描いた作家」にちなみ、市立中央図書館(中央)と市内、広島市の4書店が、戦争文学をテーマにしたコーナーを設けている。同展が取り上げている作家の阿川弘之さん、吉田満さん、吉村昭さん、半藤一利さんたちの本が並ぶ。

 同図書館は、普段は書庫にある本も1階貸し出しカウンター前に並べ、手作りの戦艦大和の模型を置いてPR。先月から追加展示が始まった半藤さんを除く作家3人と、大和、長門、陸奥の各艦に関連した所蔵本のリストも配置している。担当者は「ミュージアムで作家に親しみ、気になる作品があればこの機会にぜひ手に取ってみてほしい」とする。2月15日まで。

 書店では、呉市内のフタバ図書呉駅レクレ店(宝町)廣文館呉駅ビル店(同)啓文社ゆめタウン呉店(同)と、広島市南区の未来屋書店宇品店がそれぞれにコーナーを設けて目立たせ、各作家の代表作などを販売している。(仁科裕成)

(2023年1月25日朝刊掲載)

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