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[広島サミット5・19~21] 市民会議「C7」準備本格化 4月開催控え核廃絶や気候変動論議

 広島市で5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせ、世界各国の市民団体が4月に東京で開く国際会議「C7サミット」の準備が本格化している。キックオフイベントが24日夜にオンラインであり、欧米やアジアの非政府組織(NGO)メンバーたち約200人が核兵器や気候変動など国際的な課題を議論した。

 米国やイタリア、パキスタン、韓国からの参加者が、核兵器廃絶▽人道支援と紛争▽国際保健▽経済▽気候と環境▽開かれた社会-の6テーマについて意見を出し合った。議論を基にC7サミットで各国首脳への政策提言をまとめる。  核兵器廃絶については、「岸田文雄首相が核兵器のない世界に向け、取り組みをリードすると何度も語っている。期待したい」「核兵器が使われるリスクを減らすために知恵を集めよう」などの声が上がった。

 C7サミットはG7サミット開催国で市民たちが開いてきた国際会議で、Cは「Civil Society(市民社会)」の頭文字。今回は日本国内の105団体と個人58人でつくる「G7市民社会コアリション」(東京)が中心になり運営する。(久保友美恵)

(2023年1月26日朝刊掲載)

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