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米軍機騒音問題 三次に新測定器 国設置を要請へ 4市町意見交換

 三次、廿日市両市と、安芸太田、北広島両町は26日、米軍機の騒音について協議するオンライン会議を開いた。在日米軍再編により米軍岩国基地(岩国市)への空母艦載機の移転が完了した2018年以降に騒音被害が増えているとして、新たに三次市に騒音測定器を設置するよう国に要請することなどを決めた。

 4市町の市長や副町長、オブザーバー参加した県国際課の職員たち計13人が参加。米軍機の飛行訓練ルートや訓練空域があるとされる4市町で、22年度に住民から寄せられた騒音被害や機体の目撃情報、測定器で観測した騒音件数を報告した。また、4市町の市町長の連名で、三次市への測定器新設や、低空飛行訓練の中止、騒音被害の軽減を米軍に求めるよう促す要請書を外務、防衛両省に送ることを決めた。

 会議終了後、廿日市市の松本太郎市長は「4市町の情報交換を通じて騒音被害を面的に捉え、国を通じて米軍に訴えていく」と話していた。(永井友浩)

(2023年1月27日朝刊掲載)

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