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　５月に広島市である先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）に向け、官民の広島サミット県民会議は、警備に当たる警察官たちの弁当を手配する「弁当供給センター」の運営候補者に近畿日本ツーリスト広島支店（中区）を選んだ。

　公募型プロポーザル方式の募集に同支店だけが応じた。選定委員会の採点で大量の弁当供給を伴う業務の実績や県産食材の活用、食品ロス削減への対応などの評価項目について、最低基準を上回った。県民会議は今月中にも同支店と協定を結び、運営事業者として正式に決める。

　同支店によると、過去にも県内であった大規模な催しで弁当を手配した実績がある。宿泊施設を手配する「宿泊予約センター」の企業グループの一員でもあり、連携しやすい利点もあるという。同支店は「かなりの量が必要になる。県民会議や弁当事業者などと連携し、製造や配送を円滑に進めたい」と説明している。

　県民会議は３月末ごろから５月２２日に弁当を用意する予定。最も多くなるのはサミット開催日を含む５月中旬～２２日で、１日最大約４万５千個と見込む。（榎本直樹）

（２０２３年１月２８日朝刊掲載）