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[広島サミット5・19~21] 「非核」「持続可能」語ろう 4月市民サミット計画 NPOなど 準備に向け初会合

 広島市で5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、広島県内のNPO法人や非政府組織(NGO)が「広島市民サミット」を開く計画を進めている。「核のない、誰一人取り残さない、持続可能な社会」をテーマに市民が議論する。準備に向けた会合が27日、中区で始まった。(久保友美恵)

 広島市民サミットは4月16、17の両日、中区の広島国際会議場で開催する。核兵器廃絶や環境、教育などさまざまな分野で活動する市民が交流し、議論する予定だ。同15日にも関連イベントを開く方向で検討している。

 初会合には、NPO法人ひろしまジン大学(西区)の平尾順平代表理事たち5人の呼びかけに応じた県内外の約60人がオンラインも含めて集まった。参加者からは「社会課題の解決のために知恵を持ち寄りたい」「声明をまとめて政府や自治体にアピールしては」などの意見が出た。今後、月1回ペースで会合を開く。

 2016年の三重県の伊勢志摩サミットや、19年の大阪市での20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の際も開催地で市民サミットが開かれた。今回は実行委員会をつくり、運営に携わる個人・団体の参加も募る。ひろしまNPOセンター☎082(258)1348。

(2023年1月28日朝刊掲載)

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