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[広島サミット5・19~21] 中東欧記者が関連取材 4ヵ国4人 知事をインタビュー

 5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、外務省の招きで来日した中東欧4カ国の記者4人が27日、市内で関連取材を始めた。初日は広島県庁を訪ね、地元の官民でつくる「広島サミット県民会議」会長の湯崎英彦知事をインタビュー。28日まで滞在し、被爆者や原爆資料館(中区)を取材する。

 それぞれオーストリア、スロバキアなどの新聞社やウェブメディアに所属している。ポーランド・オネト紙のバルトシュ・ベングラルチク記者は湯崎知事へのインタビューで、開催地に選ばれた理由を質問。「不安定な国際情勢下、広島から平和のメッセージをしっかり発信するためだと思う」などの回答を引き出した。

 終了後、ハンガリー・マンディネル紙のタマーシュ・マラーツィ記者(50)は「被爆の惨禍から復興した広島の姿も伝えたい」と話した。28日は、被爆者の体験を描いた「原爆の絵」を制作する基町高(中区)などの取材にも当たるという。(田中美千子)

(2023年1月28日朝刊掲載)

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