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[広島サミット5・19~21] 要人の安全 必ず守る 県警、警察官100人で訓練

 5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、県警は30日、各国の首脳や政府関係者たち要人の警護訓練を佐伯区の県運転免許センターで実施した。実際に任務に当たる「サミット警護員」の警察官約100人が参加。会場入りする要人が襲撃されるなど不測の事態に備えた動きを確認した。

 会場入りの際の警護訓練は、拳銃を持った暴漢が群衆に紛れている想定。車から降りた要人役に向かって暴漢役が飛び出すと、警護員は即座に取り押さえ、要人役をかばいながら車に乗せて現場を離れた。刃物を持って襲いかかる不審者を制圧する訓練もあった。

 県警は警察署などから警護員約200人を指名し、訓練を重ねている。警護員の一人で、福山東署刑事官の池岡晴樹警視は「必要な技能を身に染みこませ、任務を完遂する」と話した。(堅次亮平)

(2023年1月31日朝刊掲載)

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