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原爆ドーム前で集会 ミャンマー市民悼む 国軍クーデターから2年

 ミャンマー国軍のクーデターから2年となる1日、広島市中区の原爆ドーム前で、この間に殺害された市民を追悼する集会があった。在日ミャンマー人や広島の支援者たち約20人が参加し、現地の平和を祈った。

 参加者は「Save Myanmar ミャンマーを救え」「ミャンマーで何が起きているの?」と書かれた横断幕を掲げた。平和と平等、民主化を意味する3本の指を立てるポーズで、犠牲になった人たちへ黙とうをささげた。

 続いて同国出身の留学生アウンチーミィンさん(27)=安佐南区=が国軍の攻撃で倒壊した親戚宅の写真を掲げ「自分たちは関係ないと思わず、日本からもできる支援をお願いしたい」と協力を呼びかけた。

 県民有志でつくる「ミャンマー(ビルマ)市民の訴えを聞く会」が主催した。代表の小武正教さん(65)=三次市=は「一日も早く民主的で平等に生きられる社会に戻ってほしい」と願っていた。(向井千夏)

(2023年2月2日朝刊掲載)

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