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原爆資料保存へ新部会 東広島郷土史研究会が初会合

 東広島郷土史研究会は30日、新たな部会「原爆被爆資料保存研究会」を発足させた。資料の収集分析や被爆者からの聞き取りなどに取り組む。

 定期的に勉強会を開き、東広島市民と原爆との関わりについて被爆者から証言を聞いたり、文献を読んだりして研究する。成果は西条西本町にある原爆資料展示室のパネルやパンフレットなどに生かす。学校からの被爆証言の依頼にも対応する。

 小中学生が広島市の平和関連施設を巡る「平和学習バス」や、毎年8月の原爆展の開催にも協力する。東広島市内の被爆者たちでつくる市原爆被爆資料保存推進協議会が主催しているが、高齢化で支援が必要になっている。

 初会合では、メンバー7人が意見交換。4月に研究会がJR西条駅周辺で開くウオーキングイベントで、賀茂台地から原爆投下直後の被爆者の救援に向かった通称「賀北部隊」について解説することなどを申し合わせた。(安道啓子)

(2014年1月31日朝刊掲載)

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