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[広島サミット5・19~21] 折り鶴や鞆 高校生の願い乗せ ラッピング路面電車発進

 広島市で5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)をアピールするラッピング路面電車が3日、市内を走り始めた。広島県内の高校生が観光や平和をテーマに描いたデザインが車体を彩っている。

 車両は5100形グリーンムーバーマックス。5月19~21日の会期のほか、基町高(中区)やノートルダム清心高(西区)など6校の生徒が学校ごとに描いた絵(縦86センチ、横440センチ)があしらわれている。

 この日、西区の広電西広島電停でお披露目式があり、生徒がデザインに込めた思いを披露した。福山市の神辺高3年神谷夏希さん(18)は「鞆の浦など広島のシンボルを描いた。印象に残りやすい色使いを工夫した」、南区の皆実高2年中川こころさん(17)は「G7にちなみ7羽の折り鶴を配置した」と紹介した。

 ラッピング電車は官民でつくる広島サミット県民会議が広島みらい創生高(中区)や山陽女学園高(廿日市市)を含む6校の協力を得て企画した。5月下旬まで運行し、当面は広島駅-宮島口を1日5、6往復する。(久保友美恵)

(2023年2月4日朝刊掲載)

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