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復興ヒマワリ育てた種託す 安芸高田の向原高生徒ら活動報告会

 広島県安芸高田市向原町の向原高生徒会が、ヒマワリの種を東日本大震災被災地の福島県内に送る運動をしている半田和志さん(66)=広島市安佐北区=たちを招き、「福島ひまわり里親プロジェクト」の活動報告会を開いた。

 報告会には同校生徒、向原中生徒、同様の運動に取り組む祇園北高(広島市安佐南区)の生徒たち計約50人が参加した。

 向原高の生徒がスライドで、ヒマワリの苗を育てて、種を収穫するまでの活動を紹介した。同校は3年前から福島のヒマワリの種を育てて、半田さんに託して被災地へ送っている。同校生徒会長の岡野稚咲さん(17)が、種と被災地へのメッセージが入った約1600袋を半田さんに手渡した。

 半田さんは現在の福島県内の被災地の状況を説明。「支援の輪を広げる必要がある」と呼び掛けた。岡野さんは「これからも運動を続けていきたい」と話していた。

(2014年1月31日朝刊掲載)

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