×

ニュース

[広島サミット5・19~21] 福山駅でもカウントダウン 福山工業高生がボード作製

備後絣やバラがモチーフ

 広島市で5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)を盛り上げようと、福山市野上町の福山工業高の生徒が開催までの日数を表示するカウントダウンボードを作った。伝統産業の備後絣(がすり)や市内に咲き誇るバラをモチーフにして、地元の魅力をPR。開催当日までJR福山駅南口に設置している。

 カウントダウンボードは高さ1・6メートル、幅80センチ、奥行き30センチ。ベニヤ板に細長く切った木材を格子状に貼り付け、広島サミット県民会議のロゴマークに合わせて色づけして備後絣の柄を表現。レーザー加工でバラの形に切り抜いた金属板もあしらった。電光掲示板には日数と時間、同会議のキャッチフレーズを表示する。

 建築科と電気科の生徒5人が昨年11月から作製。1年過田人和(りおん)さん(16)は「伝統の備後絣の魅力を広めたい」。3年石岡輝流(ひかる)さん(18)は「地元で開くサミットに興味を持つきっかけになれば」と話した。

 県内では同校を含む7校がカウントダウンボードを作製。備後地方では、府中東高(府中市土生町)のボードが府中市役所で8日に、総合技術高(三原市本郷南)のボードがJR三原駅で12日にそれぞれ披露される。(原未緒)

(2023年2月7日朝刊掲載)

年別アーカイブ