×

ニュース

古賀氏「宏池会、中枢担う覚悟を」 今年初の会派会合でげき

 自民党の古賀誠元幹事長は30日、名誉会長を務める岸田派(宏池会)のことし最初の会合に出席し「(今の政治状況に)心配があれば宏池会が勇気を出し、政治の中枢を担う覚悟を見せてほしい」とげきを飛ばした。安倍晋三首相が集団的自衛権の行使容認に意欲を見せる中、党内のハト派勢力として存在感を高めるよう奮起を促した。

 古賀氏はあいさつで、岸田派から4人が入閣していることを挙げて「宏池会が中心になって安倍政権を支えているが、これからは支え方が重要になる」と強調し、安倍政権をけん制した。

 会合には派閥会長の岸田文雄外相(広島1区)、座長の林芳正農相(参院山口)たち閣僚4人も出席。古賀氏の「げき」を静かに聞き入っていた。(坂田茂)

(2014年1月31日朝刊掲載)

年別アーカイブ