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[広島サミット5・19~21] 観光案内や通訳 学生決意 中区でボランティア結団式「学びを得たい」

 広島市で5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)の運営をサポートする学生ボランティアの結団式が11日、中区の原爆資料館であった。今月からサミット終了まで活動し、広島を訪れる関係者の観光案内や通訳などを担う。(河野揚)

 官民でつくる広島サミット県民会議が県内の大学と短大、高専の27校に呼びかけ、21校の123人が応募した。うち72人が「おもてなしボランティア」として空港や駅での案内役などをし、51人はイベントなどでの「通訳ボランティア」を務める。

 結団式には105人が出席した。県民会議会長の湯崎英彦知事がビデオメッセージで「温かいおもてなしの心で関係者を迎えてほしい」とあいさつ。学生を代表し、広島大工学部3年の日本(ひのもと)睦実さん(21)=東広島市=が「サミットは世界中が注目する国際会議。経験を社会人になって生かせるよう、多くの学びを得たい」と決意表明した。

 続いて、参加者は活動時に着るユニホーム姿で記念撮影し、国際儀礼やあいさつの仕方などについての研修も受けた。広島修道大法学部1年の佐伯里呼さん(19)=中区=は「サミットの情報はニュースでよく見る。勉強している英語や中国語を生かし、広島の魅力を世界に発信したい」と意気込んでいた。

(2023年2月12日朝刊掲載)

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