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写真で振り返る軍需施設と市民 広島市南区で企画展

 広島市南区の宇品港周辺にあった旧日本陸軍の建物や、市民の関わりを写真で振り返る企画展「陸軍の三廠―宇品線沿線の軍需施設」が、南区の市郷土資料館で開かれている。3月23日まで。

 明治後期に建てられた宇品陸軍糧秣支廠(りょうまつししょう)、広島陸軍兵器支廠、広島陸軍被服支廠にまつわる計195点を並べた。糧秣支廠で缶に牛肉の大和煮を詰める工員や兵器支廠で戦車を磨く女学生の写真、被服支廠で造られた軍服など、戦時下の様子を見せる。

 訪れた廿日市市の横山正博さん(65)は「大変な時代だったと思う。平和の大切さを感じる」と見入っていた。2月12日と毎週月曜日は休館。

(2014年2月5日朝刊掲載)

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