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中国残留の体験談聞く 東広島で23日 写真・パネル展も

 「中国残留日本人の体験を聞く会」が23日午後1時から、東広島市西条西本町の市民文化センターである。終戦時の混乱で旧満州(中国東北部)に取り残され、戦後30年以上たって帰国した人たちの苦難から平和について考える。

 家族と中国に渡った80代男性(同市)と、中国で生まれた2世の50代女性(広島市西区)が登壇。旧ソ連の侵攻による逃避行で、幼少期に家族と離れ離れになった経験や、引き取られた中国人家族との生活、その後の人生などを語る。研究者による解説や関連動画の上映もある。

 支援者たちでつくる実行委員会は「中国残留日本人がどんな思いで戦後を過ごしてきたか、耳を傾けてほしい」と呼びかけている。定員50人で要申し込み。写真・パネル展も午前10時半~午後3時半に開いている。いずれも無料。中国・四国中国帰国者支援・交流センター☎082(250)0210。(岩井美都)

(2023年2月15日朝刊掲載)

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