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自国の加害に迫る集大成の映画 広島で24日から 中東で取材 土井敏邦監督作

 広島大出身のジャーナリスト土井敏邦監督(70)のドキュメンタリー映画「愛国の告白―沈黙を破る・Part2」が24日~3月2日、広島市西区の横川シネマで公開される。上映は午後2時から。24日は上映後、25日は上映前に、土井監督が舞台あいさつする。

 2009年に公開した「沈黙を破る」の続編。イスラエル軍によるパレスチナ人住民への横暴を告発する元兵士たちの非政府組織(NGO)「沈黙を破る」のその後を取材した。右傾化が進むイスラエルで、NGOの活動は重要性を増す一方、政府や右派勢力からの攻撃も強まっていく。

 1985年からパレスチナとイスラエルで取材を続けてきた土井監督の集大成となる作品。「自国の加害とどう向き合うか」というテーマに迫る。170分。

(2023年2月18日朝刊掲載)

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