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連載・特集

@ひろしまサミットまで 87日 もみじまんじゅう

 広島を代表する銘菓の一つ、もみじまんじゅうの発祥の地は廿日市市の宮島です。明治後期に島の旅館が「お客さまへの手土産にふさわしい、モミジの葉をかたどった菓子を作ってほしい」と菓子職人高津常助(たかつつねすけ)に依頼したのが始まりとされています。

 昭和後期に漫才コンビB&Bの島田洋七さんのギャグ「もみじまんじゅう!」で全国的に有名になりました。カステラ生地にこしあんを入れたものが一般的で、中身はクリームやチョコレートなどバラエティー豊かです。

 島には現在、14のもみじまんじゅう製造業者があり、半数は商店街での家族経営です。焼きたてや、店頭で揚げた「揚げもみじ」を楽しめるのも島ならではです。(永井友浩)

(2023年2月21日朝刊掲載)

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