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[広島サミット5・19~21] お好み焼き Goodな 7種類 各国料理イメージ アカデミー開発

 お好み焼き店などでつくるお好み焼アカデミー(広島市西区)は20日、広島市で5月に開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)の参加国の食文化にちなんで開発した7種類のお好み焼きを披露した。サミット関連の行事で振る舞い、加盟店でも販売する。

 お好み焼きをハンバーガーのバンズで挟んだ米国、ソーセージやポテトサラダを使ったドイツ、麺をパスタにしてカルボナーラソースをかけたイタリアなど各国の料理をイメージし、食材も取り入れた。参加国らしい見た目も重視した。

 アカデミーは昨秋、広島県の魅力を発信する「ひろしまブランドアンバサダー」に選ばれ、サミットを盛り上げるお好み焼きの開発を開始。広島大の留学生や外国人を含む計175人に食文化などをアンケートし、試作を重ねた。  世界の若者が集って4月に広島県内である「ユースサミット」など関連イベントで提供する考えだ。アカデミー加盟の県内外の約250店などに販売を呼びかける。

 この日は西区の情報発信拠点「WoodEgg(ウッドエッグ)お好み焼館」で発表会を開いた。アカデミーの佐々木茂喜代表理事は「被爆からの復興を支えて広島のソウルフードとなった歴史もイベントなどで紹介し、平和へのメッセージを発信したい」と話した。(小川満久)

(2023年2月21日朝刊掲載)

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