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　原爆資料館東館（広島市中区）の南側に、「平和記念ポスト」と名付けられた御影石製の郵便ポストがあります。一見オブジェのように見えますが、郵便局員が毎日、投函（とうかん）された手紙などを集荷しています。

　ポストは１９５２年に市内であった「郵便友の会全国大会」を機に設置。上部には、書状を掲げた少年少女の青銅製の像が据えられています。平和記念公園内の多くの像や碑を手がけた尾道市出身の彫刻家、円鍔（えんつば）勝三氏（１９０５～２００３年）の作品です。

　おなじみの赤色でないため、来訪者からは「ポストと思わなかった」との声も。みなさんも、ここから平和への願いをつづった手紙を送ってみませんか。（川上裕）

（２０２３年２月２７日朝刊掲載）

［広島サミット］