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@ひろしまサミットまで 80日 平和監視時計

 「最後の核実験が行われた日」からの日数をカウントする時計が、原爆資料館(広島市中区)のロビーにあります。修道高(中区)の卒業生たちでつくるNPO法人が2001年8月6日、「地球平和監視時計」として寄贈しました。下部の歯車装置は、戦争や核開発で人類が破滅へ向かう恐ろしさを表現したオブジェです。

 資料館は経過日数を過去28回切り替えています。最長は北朝鮮の最初(06年10月)と2度目(09年5月)の核実験の間の959日。一方、02年9月には米国が立て続けに臨界前核実験を実施し、わずか28日でゼロに戻りました。直近は米バイデン政権による21年9月の臨界前核実験で、経過日数は500日を超えています。(川上裕)

(2023年2月28日朝刊掲載)

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