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15日に原爆ドーム視察 マーシャル諸島大統領 被爆者の証言も

 広島市は10日、太平洋マーシャル諸島共和国のロヤック大統領が15日に広島を訪れ、中区の平和記念公園や原爆ドームを視察すると発表した。市によると、同国の大統領の広島公式訪問は初めて。

 1954年3月1日に米国がマーシャル諸島・ビキニ環礁で行った水爆実験で、同諸島の住民や、付近でマグロ漁をしていた静岡県焼津市の第五福竜丸の乗組員が被曝(ひばく)してから60年となるのに合わせ、被爆地訪問を決めた。12~16日の日程で来日する。

 市によると、ロヤック氏は原爆慰霊碑に花をささげ、志賀賢治館長の案内で原爆資料館や原爆ドームを視察。被爆者の証言も聞く。(新山京子)

(2014年2月11日朝刊掲載)

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