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[広島サミット5・19~21] テロ起こさせぬ 税関がタッグ 神戸と門司のトップが会合

 5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、神戸税関の米山徹明税関長と門司税関の松田誠司税関長が27日、広島市を訪れ、両税関で連携してテロ対策を進める方針を示した。

 2人は神戸税関広島税関支署(南区)でサミット対応を話し合う非公開の会合に出席し、終了後に同支署前で記者会見を開いた。米山税関長は「サミットの安全な開催と円滑な貿易の両立を目指す」と話し、爆発物となり得る物品の輸出入の取り締まりを強めるとした。松田税関長も「警察や海上保安庁も含め、管轄にとらわれない連携に取り組む」と語った。

 神戸税関は山口県を除く中国四国地方と兵庫県、門司税関は山口県と九州地方の一部を管轄する。2人は会合後、サミット主会場のグランドプリンスホテル広島周辺を監視艇で巡り、係留されている船やコンテナの状況も確認した。(川村正治)

(2023年2月28日朝刊掲載)

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