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被爆70年史編集へ研究会 広島市が4月設置

 広島市の被爆70年史の編集を担う「編修研究会」が4月に設置されることが10日、決まった。70年史は2015年の被爆70年に向けた記念事業で、14年度から資料の調査と収集に取り掛かり、17年度中の発行を目指す。

 有識者でつくる市公文書館運営委員会が中区で会合を開いて決定した。委員6人のうち会長の勝部真人広島大教授(近代史)たち4人が出席。市の竹内功企画総務局長が「70年史は現在35ある記念事業の中でも注目度が高い。いい物を作りたい」とあいさつし、非公開で協議した。

 市公文書館によると編修研究会は、被爆前後の市民生活や被爆地復興に詳しい運営委の6人に、大学教員たち4人を加えた計10人で構成。5月ごろ初会合を開き、構成や項目立てを話し合う。必要に応じてメンバーを追加するという。

 市の70年史は約380ページで5千部の発行を予定する。14年度一般会計当初予算案に関連経費として2200万円を計上している。(岡田浩平)

(2014年2月11日朝刊掲載)

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