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[広島サミット5・19~21] 山陽道 本郷―玖珂規制 5月18~22日 首脳移動時想定

広島高速は1~3号全線

 広島県警は28日、5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて実施する大規模な交通規制について、現時点で想定される高速道の規制区間を公表した。山陽自動車道の本郷インターチェンジ(IC)―玖珂IC間などで、各国首脳らの移動時に通行止めとなる。会議や首脳らの行動の日程が判明次第、最終的に規制範囲を決めるとしている。(山崎雄一)

 想定される区間は山陽道のほか、広島自動車道広島ジャンクション(JCT)―広島西風新都IC間▽広島高速1~3号の全線▽広島呉道路仁保JCT―坂南IC間▽海田大橋。また山陽道河内ICから広島空港(三原市)までの県道73号も対象としている。

 規制はサミット開催前後1日を含む5月18~22日の5日間。いずれの区間も首脳らの移動時間帯の通行止めを見込み、それ以外は解除する方針でいる。首脳らが広島空港や岩国錦帯橋空港(岩国市)を利用し、主会場のグランドプリンスホテル広島(南区)などに移動する可能性がある点を踏まえて想定区間を定めた。

 県警などは交通規制の対象とする5日間、県内の高速道と広島市中心部の一般道の交通総量を50%削減する目標を設定。県民や事業者に対し、マイカー利用の自粛▽トラックやバスなど業務用車両の運行調整▽行事・催事の日程変更―などの協力を呼びかけている。

 想定区間は県警のホームページ(HP)で公開している。県警サミット対策課は「交通抑制の取り組みの参考にしてほしい」としている。

(2023年3月1日朝刊掲載)

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