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「島根3号機の早期稼働必要」 細田氏強調

 自民党の細田博之幹事長代行(島根1区)は11日、松江市内であった党県支部主催の国政報告会で、中国電力島根原子力発電所(同市鹿島町)でほぼ完成した3号機について「安全なものは動かさないと駄目」と早期稼働の必要性を強調した。

 約750人(主催者発表)を前に述べた。細田氏は、政府のエネルギー政策の決定に影響力を持つ党の電力安定供給推進議員連盟の会長。演説後、記者団の取材にも、官房長官時代の首相で原発即時ゼロを主張する小泉純一郎氏に関し「小泉さんみたいなことを言っても日本は経営的に悪くなる」と批判した。

 3号機の稼働をめぐっては安倍晋三首相が1月、再稼働手続きが進む島根2号機など全国の既設原発と同様の扱いになるとの見解を表明。一方、稼働の是非を問われる島根県と松江市は稼働への手順を明示するよう政府に求めている。

(2014年2月12日朝刊掲載)

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