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連載・特集

@ひろしまサミットまで 79日 原爆投下国の大統領

 平和記念公園(広島市中区)には観光客はもとより核兵器保有国を含む世界各国の首脳や政治家が来訪します。原爆を投下した米国からも1964年4月に大統領就任前のニクソン氏、84年5月に退任後のカーター氏が訪れ、原爆慰霊碑に花を手向けました。

 2016年5月には現職大統領として初めてオバマ氏が訪れ、被爆の実情の一端に触れました。原爆資料館を見学して慰霊碑に黙とうし、被爆者たちを前に演説しました。滞在はわずか52分。原爆投下責任への言及や謝罪はありませんでした。オバマ氏の広島訪問後も、米国は核兵器の近代化、小型化を進めています。バイデン大統領は被爆地で何を受け止め、どんな言葉を発するのでしょうか。(森田裕美)

(2023年3月1日朝刊掲載)

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