×

ニュース

被災地思い千羽鶴灯籠 震災3年を前にメッセージ

 1カ月後に東日本大震災から丸3年を迎えるのに合わせ、復興支援のボランティア団体「チームひろしま」は11日、あらためて被災地に思いを巡らせてもらおうと、灯籠作りイベントを広島市南区の飲食店で開いた。

 広島市や尾道市から21人が参加。平和記念公園(中区)の原爆の子の像にささげられた折り鶴を再利用した和紙で作った灯籠に、色鉛筆やクレヨンで折り鶴や四つ葉のクローバーの絵などを描いた。「がんばれ 東北」「皆さんの夢がかないますように」とのメッセージも書いた。

 会場には宮城県などの被災者が作った灯籠20個も展示。「たくさんの支援ありがとうございました」「元気でがんばっています」と記されている。

 灯籠は8月中旬に宮城県松島町で開く行事「松島流灯会 海の盆」で海に浮かべる。参加した尾道市の看護師佐原豊子さん(45)は「被災地から遠く離れていても忘れていないことを伝えたい」と話していた。(永里真弓)

(2014年2月12日朝刊掲載)

年別アーカイブ