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建国記念の日 広島市内で集会

 「建国記念の日」の11日、日本の歴史や平和をテーマにした集まりが広島市内で相次いで開かれた。

 中区の広島国際会議場では、有志でつくる奉祝委員会が「建国を祝う集い」を開催した。会長を務める松浦雄一郎広島大名誉教授はあいさつで「多くの先人の献身と努力に基づくわが国の伝統と文化を、後世に正しく伝えていきたい」と強調した。

 約1500人が来場。高校生による和太鼓の演奏や、北広島町の神楽団による演目の披露もあった。

 一方、西区の自治労会館では、「憲法を守る広島県民会議」など3団体が、平和と民主主義について考える集会を開き、約130人が参加した。

 講演した広島弁護士会所属の山田延広弁護士は、安倍政権による集団的自衛権行使容認に向けた動きを批判。「政府に都合が悪いからといって、ルールを勝手に変えることは許されない」と訴えた。(和多正憲、河野揚)

(2014年2月12日朝刊掲載)

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