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[広島サミット5・19~21] G7各国の味 ランチに 中区の幼稚園

「文化への興味広げて」

 広島市で5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、安田幼稚園(中区)の園児たちが2日、参加国ゆかりの食材を使ったランチを楽しんだ。

 G7各国の伝統料理や特産品を参考にした献立で、この日は7カ国目のカナダ。フライドポテトに肉汁で作ったソースをかけた定番料理「プーティン」やサーモンソテー、エビのサラダなどが並んだ。

 担任教諭は「サミットでは七つの国の人たちが話し合いをするよ」と語りかけ、カナダの国旗を紹介した。園児は「葉っぱのマークだ」「サーモンが有名なんよ」と声を上げていた。

 箸方暁一君(6)は、メープルシロップが塗られたパンをがぶり。「甘くておいしいね」と喜んでいた。

 「スタディランチ」と名付けた取り組みで、同園と隣接する安田小で2月から順次、各国分を出した。担当した管理栄養士の一人、西山哲生さん(38)は「見て、におって、食べて、外国の文化への興味を広げてほしい」と期待していた。(奥田美奈子)

 ウェブサイト「ぶんタッチ」には、子ども向け記事を載せています。

(2023年3月3日朝刊掲載)

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